久しぶりにネット株が賑わっている。 交流サイト運営のミクシィが０７年中間期業績予想を上方修正したり、ＵＳＥＮが０７年８月期連結決算で３期ぶりに黒字転換（最終損益）するなど明るい
話題が好感されたためだ。ネット株が急騰した１８日から２４日（前場終値）の５営業日で、ミクシィ２７．７％高、ＵＳＥＮ２２．３％高、楽天２１．４％高、ネット広告のサイバーエージェント３１．９％高。となれば、何事も強気でハデ好きのＩＴ社長らが黙っているはずはあるまい。近況はどうか。 ＵＳＥＮの宇野康秀社長は１７日のアナリスト説明会で、「市場からいただいたさまざまな指摘に我々なりに応えることができた」と語り満足そうだった。３～５年で１４００億円規模の有利子負債を半減するという目標を１年で４割減らすことができたのだから、笑顔のひとつも出ようというものだ。 ネット関係者が言う。「ただ、宇野さんもそうですが、ネット経営者の多くは以前のようにイケイケではないですね。芸能人や
女子アナなんかを集めて豪遊することはトンと聞かなくなりました」 楽天の三木谷浩史社長もマスコミへの露出度が減っている。「ＩＲ説明会での発言は強気ですが、プライベートで会う知人には『何かいいアイデアない？』なんて聞くこともあるようです。ＴＢＳ株問題のこともあるでしょうが、次のビジネスモデルを見いだしていないことが一番の気がかりなのでしょう」（前出のネット関係者） 楽天は最近、本社を六本木ヒルズから
東京・品川区へ移転した...
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